インターネットの動向とマーケットの関係

インターネットは現在無数の情報が整理されないまま散在し無料で提供されている。
整理されていない状態であるから、適切な情報を引き出すために検索エンジンが発達した。無料ということが暗黙的に義務付けられているから広告収入モデルが導入された。しかしその裏には広告マーケットがソフトウェア全体の何倍も巨大であるという背景がある。世の中の動きは常にビジネスと関連がある。このことから今後のインターネットの動向がある程度推測できる。広告の先にあるマーケットとは・・コマース、メディア、エンタータイメントである。これらのマーケットは広告よりもさらに巨大なので現在のモデルを置き換えるのに十分な理由を提供する。この巨大マーケットが本格的にインターネットをビジネス利用し始める時期がそろそろ始まろうとしている。(現在はお遊び程度の状態と認識したほうがよい)
ではコマース、メディア、エンターテイメントを大多数のコンシューマーが利用するための条件とは何か。コンテンツがユーザーからみて欲しいものがすぐに利用できることが必須となる。結果としてコンテンツは安価だが有料化される。検索はそのロジックが現在のものとは大幅に変化する。ブログやSNSのあり方も上記を前提とすると形式が変わり、もう少し体系化されたものが主流になる。こういった一連の動きが今後加速されることになるだろう。そして現在の無料・雑多な情報の場という世界と混在することになる。