サービスの構成要素としてのデータとタスク

Data is the next intel insideという言葉でデータの重要性が表現されており、確かに現時点でマジョリティを占めているWeb2.0サービスは莫大なデータを所有していることが最大の競争力となっている。しかし今後を考えるとデータだけに限定して考えるよりはタスクという概念を導入した方が自然ではないかということを検討している。IT業界では歴史的にみても、データだけが重要だとする考え方とデータとファンクション(タスク)が重要だという考え方の2つに意見が分かれてきた。ここでいうタスクとはサービスとしてのタスクである。詳細なソフトウェアを意味するものではない。例えばRemote Mail Controlなどが最近登場してきたが、これは明らかにデータではない。VoIPもe-Mailもデータではなくタスクだと考えてもよいのではないだろうか。mashupもデータのみで考えるよりもタスクが導入されはじめているように見受けられる。Google MapとSkypeのmashupはその代表例である。

Googleのマウスオーバー辞書

これは私が8年前にせっせと作っていたものとまったく同じ。こういうものがあれば便利だなと考えていたのだが辞書機能を作っていてあまりの単語量に挫折してしまった。個人の限界を感じた。Googleありがとう!

オンラインサービスの本質

当面IPネットワークが主流であることは間違いないが、今後はWebに限定することなくサービスはあらゆるネットワーク経由で提供されることになる。サービスの技術的な機能要件を突き詰めて考えると、いかにユーザーのコンテキストを把握してそれに合致した内容のサービスを提供するかに尽きる。それ以外はまさに態度の問題であり技術はあまり関係してこない。コンテキストを把握する方法としてユーザーからのリクエストProtocolにContext(5W1H)をPipeline型に引き継いで伝承していく方法と、Taggingによるマッチングの2種類あると考えている。またマッチングするにあたり高度なデータマイニングが求められることになる。

Service Everywhere

今後の情報化社会のあり方を考えた場合、ユーザーの日々の生活にいかに情報提供サービスが溶け込むかということがポイントとなる。現状の過度に広告に依存したモデルは不自然である。ユーザーの日々の生活を表すものが何で、それに対してどのようにサービスを提供するのがふさわしいのかを模索している。一言でいうとAd Everywhere から Service Everywhereへの移行。

Web2.0 データモデル

バックエンドに格納されるデータモデルは実業務の都合で決定されるべきものだが、mashupなどを通じてフロントエンドで扱われるデータに関しては以下のことを考慮しなければならない。

・Attributes

  • Parmanent ID
  • Taxonomy
  • Tag
  • Evaluation
  • Comments
  • Association with other information
  • Recommendation from others

・Formats

・Representation

  • Visual form to UI

・Granularity

  • Keep it as small as possible